扁桃腺をレーザーで焼いてもらった話

【きっかけ】
ここ数年、口蓋扁桃、いわゆる扁桃腺を腫らすことが増えた。一ヶ月に2回腫れることもあって正直困っていた。腫れると喉が痛くなって、熱が出て全身が痛くなる。たった数ミリ器官が腫れるだけで行動不能になるのだから、人体の不具合であると憤りを感じる。
扁桃腺の腫れ、一般的には歳をとると落ち着いていくらしいのだけど、もう三十路である。手遅れだ。
 
診てもらった病院の先生方には『でかいねー、とっちゃったほうが良いかもねー』と以前から言われていた。
けど切除の手術についてググると、入院しないといけないし全身麻酔が必要だし、10日間くらい仕事を休むことになる、と。なるべくそれは避けたい(手術とか経験ないし)。
 
そこで、レーザーで焼くことで効果が出る場合もある、ということで、やってくれる病院でお願いした。
ちなみにその病院のホームページを見ると
『効果のほどはわかりませんが効いたという人もいます』
と書かれており、大変正直で好感が持てる。
その病院の先生も気さくに話してくれる方で印象がよかった。

 

 扁桃腺を焼く】
ちょうど扁桃を腫らして通院した時に相談したため、とりあえず今の腫れが治ったらスケジュール調整しましょうとのことで、抗生物質などもらって治療。
その後、腫れが治ってから再度スケジュール調整。レーザー治療は外来受付をしない昼休憩の時間帯にやっているということで、一週間後くらいの枠をとってもらった。

さて、いざ実際に焼くときは部分麻酔? で、まず吸入式の麻酔を吸ってから、注射式の麻酔を打つ二段階。
その後で喉をレーザーで焼かれた。麻酔が効いてる間は誤嚥の恐れがあるので、唾は飲み込まないでくださいとのこと。
ちょいちょい痛かったけど、それほどでもない。吐いた唾を見ると血が混じっている。
一度吐きそうになって止めてもらったけど、結局両側の扁桃を焼いて20分くらい? だっただろうか。
『よく焼けたよー』と言われる。喉が焦げ臭い。

処方箋を出してもらい、炎症止めの薬や、痛み止めの薬などをもらってから、午後はそのまま職場へ。
『二時間くらいで麻酔は切れると思いますが、痛くなったら麻酔切れた証拠なので、それまで飲み込むのは控えてください』とのことだったが、何時間経ってもさほど痛くならなかった。相性がよかったのか、術式がやたらと上手かったのか。

その後も痛みはほとんどなかった(腫れて熱出してる時のほうがよほど痛かった)のだけど、2日間ほどは常に口内に焦げ臭さを感じた。
そんなことをSNSで呟いていたら『コーヒー飲めば合うんじゃね?』とのアドバイス。天才かよ。
結局、もらった痛み止めは一度も飲まずに済んだ。焼いたとこは黒い傷みたいになってたけど、一週間くらいでほぼほぼ完治したと思う。

【術後の効果】

  • 以前なら腫れてただろうな、ってくらいの疲労でも腫れない
  • いびきが静かになったとのこと


飽くまで感覚の問題なので曖昧だけど、効果はあった気がする。
入院の必要もなく、費用も自己負担は1万円ちょっとでやってもらえたし、とてもよかった。
(これで効果がなかったら、いよいよ手術かなーと考えてたし)

 

【最後に】
大人になっても扁桃がよく腫れて困ってる方にはオススメです。
やってもらったのは、東京都のとくなが耳鼻咽喉科さん。
http://www.tokunagajibika.com/
 
東京近郊の方なら相談してみると良いと思う。
飽くまで流れとしては「一度診察して、やるかどうか決める」「実際にやる日程を決める」「焼く」なので、いきなり行って焼いてくれるわけじゃないのでご注意を。
遠方からの方には事前相談も受けてるみたいだったので、電話してみるのも良いかと。
(花粉症の時期はさすがに忙しそうだったので気長に相談すると良いと思います)