劇場版 艦これ 観てきたのでネタバレしない程度のレビュー

http://kancolle-anime.jp/

面白かったです(小学生並みの感想)。

ちょっとした伏線張ってからの、細かい説明抜きに夜戦のシーンからの導入は好印象。
ご新規さんお断り状態ですが、「劇場版 艦これ」なんてタイトルの映画に、知らない人が迷い込むことなど皆無でしょう。
序盤の戦闘は若干わかりづらかったですが、たいして重要なところでもなかったのであえて描写を省いたのかなと。

今回の劇場版では、ある海域における戦闘がメインとなっていました。(提督は不在)
「秘書官の長門だ!(キリッ」
でちょっと笑いそうになったりもしましたが、全体的に流れがわかりやすく、余計に感じる茶番もなく、艦娘たちのかっこよさ、かわいさもしっかり描かれていて、不満を感じませんでした。

ストーリーの起点になったのは

の2点。

これらによって艦娘たちの戦う目的、ゴールが明確になりました。
「とにかく殲滅すればええんや」という目的意識が共有されたので、今回の舞台となる海域において総力戦を仕掛ける理由付けにもなりました。

ゴールを単純化し、道のり(作戦)の見せ方をエンタメ化した感じ。
4隊に分けて陽動や突入、支援などに役割を分けたのは、それぞれの戦闘を理解しやすく、また差別化するという点で良かったと思います。

また、還ってきた駆逐艦がいろいろと役割を担ってくれてました。
自分が友人を傷つけてしまうかもしれない、自分が自分でなくなってしまうかもしれないという恐怖との戦い。
親友のピンチに駆けつけるお約束も見せました。スタッフロール後のシーンは「お、おう」って感じでしたが……。
(あまり関係ないけど、序盤に彼女が一人で戦艦やら正規空母に囲まれて報告するシーンはイジメ現場かと思った)

どっかで見かけた「テレビ版の不満点を解消してきた」っていうのがしっくりくる出来栄えの、劇場版 艦隊これくしょんでした。
もしかしたらテレビ版のおかげで自分のハードルが下がってたかもしれませんが、十分楽しめた映画です。よかったよかった。

艦これのゲームを少ししかプレイしなかったこともあり、個人的には思い入れのある艦娘も特にいないのですが、劇場版を観たら大和がすごくかっこよくて可愛かったです。
うーんでもフィギュアにプレ値がついている・・・ウーンウーン(ポチー